毎日のごはん作りを助けてくれる下味冷凍は、忙しい方にとってとても便利な時短術です。
週末に少し準備しておくだけで、平日の料理がぐっと楽になります。
ですが、どんな食材でも下味冷凍に向いているわけではありません。
食材によっては、解凍した時に食感が悪くなったり、水っぽくなったり、風味が落ちたりすることがあります。
せっかく時間をかけて準備したのに、「思っていたより美味しくなかった…」となると残念ですよね。
そこでこの記事では、下味冷凍してはいけない食材や、失敗しやすい理由、代わりにおすすめの保存方法をご紹介します。
初心者の方でもわかりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
下味冷凍してはいけない食材とは?

「してはいけない」といっても、絶対に冷凍できないわけではありません。
ここでは、食感や風味が落ちやすく、下味冷凍にはあまり向かない食材をご紹介します。
豆腐
豆腐は冷凍すると水分が抜けて、スポンジのような食感になりやすいです。
この食感が好きな方もいますが、いつものなめらかな豆腐を想像すると驚くかもしれません。
味噌汁や冷ややっこ用にはあまり向きません。
おすすめ保存方法
使う日に購入するか、厚揚げや高野豆腐など冷凍向きの食材を活用するのがおすすめです。
じゃがいも
じゃがいもは、冷凍すると解凍後にボソボソした食感になりやすい食材です。
特に生のまま下味冷凍すると、仕上がりに違和感が出やすくなります。
おすすめ保存方法
加熱してマッシュポテトにしてから冷凍すると使いやすくなります。
きゅうり・レタスなど水分の多い野菜
きゅうり、レタス、サラダ用葉物野菜などは、水分が多く冷凍には不向きです。
解凍するとしんなりして、シャキシャキ感がなくなります。
おすすめ保存方法
サラダ用野菜は冷蔵保存にして、使う時に切る方がおいしく食べられます。
ゆで卵
ゆで卵は冷凍すると、白身がゴムのような食感になりやすいです。
お弁当用にまとめて保存したくなる時もありますが、丸ごとの冷凍はあまりおすすめできません。
おすすめ保存方法
卵はその都度ゆでるか、炒り卵や卵焼きにして冷凍する方が使いやすいです。
マヨネーズ入りの下味
マヨネーズは冷凍すると分離しやすく、解凍後に食感や見た目が変わることがあります。
おすすめ保存方法
マヨネーズは調理直前や加熱前に加える方が失敗しにくいです。
なぜ冷凍に向かないの?
食材にはそれぞれ水分量や繊維の違いがあります。
水分が多い食材は、冷凍すると氷の粒ができ、解凍時に細胞が壊れてしまいます。
そのため、水っぽくなったり、食感が変わったりしやすいのです。
逆に肉や魚は、味がしみこみやすく、加熱調理もしやすいため下味冷凍に向いています。
下味冷凍に向いている食材一覧

反対に、下味冷凍しやすい食材もあります。
このような食材は、忙しい平日の味方になってくれます。
下味冷凍で使いやすい食材を知っておくと、買い物もぐっと楽になります。
肉類
* 鶏もも肉
* 鶏むね肉
* ささみ
* 豚こま肉
* 豚ロース薄切り
* ひき肉(加熱用に便利)
魚類
* 鮭
* さわら
* ぶり
* たら
野菜類(加熱向け)
* 玉ねぎ
* にんじん
* ピーマン
* きのこ類
* 小松菜(加熱用)
* ブロッコリー(下ゆで後)
下味冷凍で失敗しないコツ

下味冷凍をする際は以下のようなことに注意しましょう。
* 食感を楽しむ食材は当日調理にする
* 肉や魚を中心に冷凍する
* 袋に日付を書く
* 1か月以内を目安に使い切る
* 解凍後はしっかり加熱する
* 無理に全部冷凍しようとしない
私の体験談

以前、じゃがいも入りの肉じゃがセットをそのまま冷凍したところ、解凍後のじゃがいもが少しボソボソしてしまったことがありました。
それ以来、肉と玉ねぎだけ下味冷凍して、じゃがいもは当日に切って加えるようにしたところ、ぐっとおいしく仕上がるようになりました。
また、まとめ買いした野菜も全部冷凍できると思い込み、レタスまで保存袋に入れてしまったことがありました。
後日取り出してみると、しんなりしてサラダには使えず、結局処分することになってしまいました。
その時に「冷凍すれば何でも便利になるわけではないんだ」と学びました。
それからは、肉や魚を中心に下味冷凍し、葉物野菜は冷蔵で早めに使い切るように変更。
そうすることで食材ロスも減りました。
忙しい毎日だからこそ、がんばりすぎず、向いているものだけ取り入れることが大切だと感じています。
忙しい家庭におすすめ|1週間の使い分け例

それでは、1週間の使い分けの例をご紹介します。
参考にしてみてくださいね。
月曜日
鶏もも肉の照り焼き味を下味冷凍から焼くだけ。
火曜日
豚こま肉のしょうが焼き味+当日切ったキャベツ。
水曜日
鮭の味噌漬けを焼いて、サラダはその日に準備。
木曜日
鶏むね肉の塩こうじ焼き+冷蔵保存のトマト。
金曜日
疲れた日はひき肉そぼろを冷凍ストックから活用。
このように、冷凍向き食材と当日準備食材を分けるだけで、かなり楽になります。
まとめ

下味冷凍はとても便利ですが、何でも冷凍すればよいわけではありません。
豆腐、じゃがいも、葉物野菜、ゆで卵などは食感が変わりやすく、期待通りにならないことがあります。
その代わり、肉や魚、きのこ類など向いている食材を選べば、平日のごはん作りはぐっと楽になります。
全部を完璧にしなくて大丈夫です。少しずつ、自分の家庭に合うやり方を見つけていくことが、毎日のくらしを続けやすくする近道です。

